ブログを書かせていただきます

「JOY TVをご覧のみなさんこんにちは。わたし、〇〇は〇月〇日にアルバム〇〇をリリースさせていただきました」

 

カラオケで歌と歌の合間にオレンジジュース飲みながら小休止してたら某女性歌手がそんなことを言っていた。

CDなんて作りたいやつが作って買いたいやつが買えばいいのに、「させていただきました」とか誰に許しを乞うてるの?

少なくともJOY TVをご覧のみなさんにはCDを出す/出さないに口出しする権限はない。

 

 

Twitterで文春オンラインの「させていただく」 という言い回しへの違和感についての記事を読んだ。

その記事では「本来、「させていただく」はこの「恩恵性」「使役性」「必須性」のすべてが必要な表現」と書かれていた。

先のCDリリースの例でわたしが違和感を覚えたのは使役性(許可を得るという意味合いを含んでいること)がないと感じたからだろう。

 

先日、弊社で新入社員が研修の成果を発表しているのをみたけれど、みんな「〇〇について、A班が発表させていただきます」ってはじめるのね。

 

思い返してみればわたしは卒論・修論発表でも学会発表でも社員研修の成果発表でも「発表させていただきます」って言ったことがない。

相手が自分より格上、大学の先生、弊社の管理職であったとしてもわたしが話者で相手が聴者である間は対等な立場だとおもうから。

発表中に刺客が現れていますぐ発表を辞めろっていわれたとしても辞めないぜくらいの気持ちで話してるもーん。

 

ライブでも似たようなところがある。

普段はさわおさんのことも田淵のことも雲の上の人物だとおもってるけど、ライブのときだけは対等な関係だとおもう。

さわおさんもライブはセックスだっていってたもんね(言ってない?)

 

 

氾濫する「させていただきます」表現、言語学者が解説する“ここまで使われる理由” | 文春オンライン