長い1日の長い日記

2021年8月13日

ニゾンのサイダーロードリバイバルツアー@宇都宮

 

午前中ボケっとしてたら時間ギリギリになってしまってあわてて家を出た。

電車の中が寒くて、弱冷房車に移動しようかなと思いつつ我慢して宇都宮駅に降り立ったらホームも寒くて、電車の中が寒かったのは冷房のせいではなく単純に外気温が低かったためということを思い知った。

そうそう、この寒さ、さすが栃木県。

 

バスに乗って会場に着くも、物販は長蛇の列だし、物販終了時間も迫ってるし、雨降ってるし、朝からバナナしか食べてなくて空腹が限界だったためグッズは諦めてコンビニに行った。

会場の駐車場に場違いハミングバードを爆音で流してる車が停まっててなんか面白かった。

 

開場してから物販が再開されて、列は長かったけど、ソロ活動で暇だし、室内で快適だし、買えたらラッキーくらいの気持ちで並ぶ。

目当てのTシャツは売り切れてたけど、ステッカーとマスキングテープを買い、特典付きのライブブルーレイを予約した。

 

ライブはいつも通り最高だった。

Miss.サンデイがすごく印象に残った。

あんなに踊れる曲だったんだな。

田淵のてくてくステップもよかった。

 

大学生のころからかれこれ5年くらい、ひとりでカラオケに行ったときは必ず一曲目にクロスハート1号線を歌うことにしてるんだけど、なんやかんや斎ちゃんが歌ってるのを生で観るのははじめてだったからなんだか笑っちゃった。

親の顔より見たクロスハート1号線。

 

そして自分のお誕生日(の翌日)にcrazy birthdayを聴けたのは熱かったな。

\\\ We like happy birthday! ///

 

うれしいきもちでサアサ帰ろうと思って足早にバス停へ。

わたしが並んだ時点で長蛇の列だったけど、すぐさま臨時バスが二台来て、次のバスに乗れそうだったからしばらく待つ。

20分くらい待つ。

臨時バスはもう来ないのかな、でも列が無くならないってことは路線バスが来るんでしょ、なんて思ってたら列の前方からカップルが歩いてくる。

「あのー、もうバス来ません…」

 

金曜日だから平日ダイヤとみせかけて、お盆だから日曜ダイヤに変わっていたらしく、さっきの臨時バスが終バスだったらしい。

あのカップル、バスを待ってた人全員に声かけて回ってた。

とてもいいひと、ありがたいことです。

 

足早に南宇都宮駅に向かう。

幸運にも!電車は20分後に来た。

東武宇都宮駅の前にタクシーが一台、誰かが呼んだ車だろうとダメ元で手をあげる、止まってくれた!

乗り込むときに、サイダーロードTを来たお姉さんと目が合ったので、勇気を出して「JR宇都宮駅ですけど、一緒に乗ります?」とお声がけしたらめっちゃ喜んでもらえた。

知らんひとと一緒にタクシー相乗りしちゃった🥰

28歳って感じ🥰

同じ箱の音を分け合った仲間って感じ🥰

 

タクシーが捕まらなかったら東武宇都宮駅からJR宇都宮駅まで2kmの道のりを雨の中33分でダッシュしなきゃいけないところだったから本当に助かった。

Tシャツ買えなかったし、お腹空いてたし、バス待ちでずぶ濡れだったけど最後タクシー乗れて本当によかった。

 

電車乗るのに20分待ちならラッキー!

駅前にタクシーが一台いればラッキー!

ライブ会場からJR駅にたどり着くのに電車の乗り換えが必要で、かつ乗り換えの駅と駅の間が2km!

電車の乗り換えに2km?🤔

 

世界よ、これが宇都宮だ!

 

 

宇都宮駅で新幹線に乗るときはおばあちゃんち(福島)に行くとき、と決まっているので、案の定くだりのホームに行く。ちがうちがうと戻る。

無事最終の新幹線に乗れた。

新幹線はE5系派なのでホームにグリーンとピンクのラインの車体が滑り込んできたときはスキップしちゃった。

二十歳のとき、当時付き合ってた彼氏とお別れするのに3週間に渡ってゴネられて、ずっとお腹が痛かったけど、やっとお別れしてすっきり、しばらくしてあれ?もうお腹痛くないじゃん!って気がついたときわたしは宇都宮駅にいた。

宇都宮駅でスキップをするのはそのとき以来2回目だった。

 

タクシー最高!

新幹線最高!

E5系は特に最高!

ロマンスカーに乗れればもっと最高だった。

苦労して小田急に乗ったのに、ここで寝たら小田原で一泊することになるぞ……って震えながら両のまなこをひんむいて花とシーガルを交互に聴き続けた45分。

最後は風よりも速く走るタクシーに乗って、いつもよりワンメーター安く帰れたのであった。

しかもぽるフェスに滑り込み参加、もう寝ようとしてたみんなにおしゃべりに付き合ってもらえた。

ありがたいことです。

 

ライブに遅刻しそうになったり、

ライブの前にお腹空いて倒れそうになったり、

物販を諦めたり、

悪天候に悩まされたりしつつも、

結局は最高の音楽を聴きながら踊って、

タクシーや新幹線に課金してなんとか帰る。

そんな28歳の1年間になりそうだなと思った1日だった。

 

ブログを書かせていただきます

「JOY TVをご覧のみなさんこんにちは。わたし、〇〇は〇月〇日にアルバム〇〇をリリースさせていただきました」

 

カラオケで歌と歌の合間にオレンジジュース飲みながら小休止してたら某女性歌手がそんなことを言っていた。

CDなんて作りたいやつが作って買いたいやつが買えばいいのに、「させていただきました」とか誰に許しを乞うてるの?

少なくともJOY TVをご覧のみなさんにはCDを出す/出さないに口出しする権限はない。

 

 

Twitterで文春オンラインの「させていただく」 という言い回しへの違和感についての記事を読んだ。

その記事では「本来、「させていただく」はこの「恩恵性」「使役性」「必須性」のすべてが必要な表現」と書かれていた。

先のCDリリースの例でわたしが違和感を覚えたのは使役性(許可を得るという意味合いを含んでいること)がないと感じたからだろう。

 

先日、弊社で新入社員が研修の成果を発表しているのをみたけれど、みんな「〇〇について、A班が発表させていただきます」ってはじめるのね。

 

思い返してみればわたしは卒論・修論発表でも学会発表でも社員研修の成果発表でも「発表させていただきます」って言ったことがない。

相手が自分より格上、大学の先生、弊社の管理職であったとしてもわたしが話者で相手が聴者である間は対等な立場だとおもうから。

発表中に刺客が現れていますぐ発表を辞めろっていわれたとしても辞めないぜくらいの気持ちで話してるもーん。

 

ライブでも似たようなところがある。

普段はさわおさんのことも田淵のことも雲の上の人物だとおもってるけど、ライブのときだけは対等な関係だとおもう。

さわおさんもライブはセックスだっていってたもんね(言ってない?)

 

 

氾濫する「させていただきます」表現、言語学者が解説する“ここまで使われる理由” | 文春オンライン

 

今朝みた夢

ある男は結婚式を控えていたが、家族のみでしっぽり執り行う予定だったため、友人一同を招待して中学校の校舎を貸し切って披露宴的なパーティを開いた。

新婦が着替えだのお化粧だのをしている間、男は新郎友人一同の控室になっている教室で友人たちと雑談をしていた。

男は中学の英語教師だったため、友人たちを生徒役として授業のお芝居を始める。

可能性の助動詞canについて熱く語る男、熱くなるあまりカツラがずれてしまう。頭をかくフリをしてしれっと元に戻すが、2回3回と繰り返すうちに友人たちも気づきはじめる。男は自分がカツラのユーザーであることをカミングアウトするとともに、結婚式を控え幸せ絶頂の自分と若ハゲの自分のギャップを利用してウケを取ろうとしていた。

しかし、友人たちは男の想定を超えてざわつき始め、もはや暴動に近い。友人うちのひとりは怒りのあまり自我を失いキリンに変身した。

男がおふざけが過ぎたことを詫びようとするが、怒号は歓声に変わり、風船や花が舞い散り、友人たちは黒板に結婚を祝うメッセージを書いた。

 

披露宴は体育館で滞りなく行われた。

最期に新郎新婦が退場した後、会場は退場規制が敷かれた。

会場にいるキリンを安全に退場させる必要があったから。

キリンはヘリコプターに連れられて窓から出て行った。

2時間ぶり4回目

4/3 ケバブスのライブ

 

前日疲れ切っててまったく準備をしておらず、昼前にのそのそ起きてTシャツやタオルなどを準備して出発。14時には横浜に居た、近い。

タカノフルーツパーラーでパフェ童貞を捨てた。

ファミレスのパフェさえ食べたことがない本物のパフェ童貞、ほんとうにおいしいやつだけが欲しかった。

 

2部のチケットしかなかったけど、1部限定のTシャツがほしくて会場に行った。結局売ってもらえなかったけど。

ケバブスのメンバーがお団子やら木刀やらを持ってはしゃいでるイラストのTシャツ欲しかったな🥺

 

15時くらいだったけどライブハウス隣のビアガーデンっぽい居酒屋の集合体は大盛況だった。

ノーマスク、ノーディスタンスで大騒ぎ。

 

 

わたしは高校生くらいのころから廃墟が好きだ。

当時読んでいた廃墟探索のブログや本からは「廃墟で死んではいけない」という暗黙の了解が感じられた。

廃墟で人が死ねば騒ぎになって取り壊しの計画が(再び)立つ。取り壊されてしまえば廃墟ファンみんなが共通の財産を失う、損をする。

だから廃墟ファンは廃墟で白骨化したいなあと想像することはあっても実行に移さない。

 

いまロックンロールのファンがライブハウスで新型感染症にかかるわけにはいかないっていうのと同じだなとおもった。

風林火山ってライブハウスの在り方についての教えだったのね。

 

ライブは最高だった。

日本でいちばんピシッとキマってるバンド・ヒトリエまじかっこよかった。

曲も歌詞も密度が高いからこれ歌いこなせるとかボーカロイドなの?歌うために生まれたの?っておもいながら聴いてたけど出身がボカロなんですね。

事前学習なしで行っちゃってお恥ずかしいわ。

知らないバンドをライブではじめて聴くっていう贅沢体験をするのが好きなの。

 

 

日本でいちばんピシッとキメないバンド・ケバブ

前回のツアーが中止になったもんだから初ケバブス、最高だった。

ピロウズとかユニゾンは思い入れが強すぎて肩に力入っちゃうけどケバブスは無、超自由。たのしかった〜

 

セトリが8曲目までしか決まってないって話で、ステージでセトリ会議してたけど、やっぱりベーシストとドラマーがしっかりマネジメントしてた。

ドラマーのイデアを愛してる。

 

 

ケバブスで、ロバートデニーロという曲があって、まだCDになってないからソースなしということはあらかじめ示しておくけど、歌詞に

 

「今日も誰かが誰かの悪口を あんまり考えないで言っている」

 

とあるんだけど

それがなんか沁みちゃって、音源がないもんだから配信のチケット買って一晩で4回くらい繰り返し観た。

 

自分では悪口として言ってるつもりじゃなくても周りからしたらそうにしかみえないときがあるし、

よく考えてるつもりでも自己正当化の激しいタイプなんだね〜としかおもわれないことってあるよね。

 

ステージで寝そべりながら歌う佐々木亮介にときめいた。

ロバートデニーロの袖のボタンって何?おしゃれなの?カフス?

 

帰りにコンビニでたぬきうどん買ってホテルで食べました。

ライブハウス隣のビアガーデンはライブが終わっても相変わらず楽しそうだった。

 

 

次の日起きたらお肌がモッチモチになってた。

ライブは身体に良い。

 

ウキウキで三渓園行ってブツブツ歌いながらスーパーエンジョイした。

5月の風はおしゃべりが大好き

 

2ヶ月ぶり3回目

スーパーネガティブツイッタラーなもんで、ブログくらいおもしろいものに出会ったときのことを書きたいよね、とおもっていたら2ヶ月経った。

 

2月の中旬から体調が悪かった。

生理が止まらなくなって、普段ならこのままCメロに入って終了っていうタイミングでサビが来て斬新な展開だなとおもった。

生理痛っぽいけどなんか違うなっていうお腹の痛み、薬飲むほどじゃないし、仕事もできるなっていう雰囲気で1ヶ月くらい続いた。

ロキソニン飲めば平気って知ってるけど、このくらいの痛みで飲んでたら毎日飲まなきゃならないしそっちのほうが怖くない?って感じ。

病院へ行きましたら左の卵巣が腫れてて7cm、右の卵巣は見つからない、卵巣嚢腫疑いとのこと。

らんそうのうしゅと読みます。

流行ってるの?

 

仕事もクソ忙しかった。

2月時点で年間の残業時間が360超えたひとがいて、そのひとが残業して片付けてた分の仕事が課長とわたしに回ってくる。

課長は相当地獄だったろうな。

 

毎週行ってたカラオケからも足が遠のきまして、公園で日向ぼっこしてスマホのガラスフィルム割ったり、パン屋まで散歩した帰りに職場の人と出会って知らんぷりしたりして過ごした。

 

 

3/23 ユニゾンのライブ

横浜まで行くのに茅ヶ崎で途中下車(途中ではない)して海をみた。

わたしの母はわたしや妹が風邪引いたときと学校の行事があるときだけ有給を使って、きっちり20日来年度に繰り越すタイプだった。

わたしはthe pillowsUNISON SQUARE GARDENのライブのときだけ有給を使うタイプ。

(a flood of circleも有給を使わせるバンドになって欲しい)

そういう意味でいえば田淵はわたしの息子といっても過言ではない。

田淵のお母さん、田淵を産み育んでくれてありがとう。好き。

 

ライブのために有給を使うとテンション上がっちゃって活動的になるぶん仕事してる平日より忙しい。

休むために休むって難しいなと湘南の海をみながらパスタ作ったお前。

 

meet the world time、ユニシティ先行でチケット取ったから周りのお客さんもユニシティの民のはず。ポカンとするんじゃない。

instant EGOISTはブチ上がってめっちゃ踊れたし、キライ=キライめっちゃ好きだから聴けて嬉しかった。

君の瞳に恋してないで斎ちゃんに跨がれる田淵、スロウカーヴは打てないで左右に揺れる田淵が愛しかった。

田淵を跨ぎながらギターソロする斎ちゃんってどういう気持ちなの?

 

3/24もユニゾンのライブに行くという贅沢体験をしましたが贅沢すぎて身体にはよくない。

受け止めきれなくてこぼした、過食嘔吐

田淵はライブは特別なことじゃないって言ってるけど、わたしはライブは非日常で特別なことだとおもう。

 

退屈に殺される

「ロックバンドはライブをやらないと心が死ぬ」

2020年、田淵は度々そう綴っていた。

 

わたしは小学生のとき「アリーテ姫の冒険」という本が好きだった。

アリーテ姫は強欲な父親のせいでわるい魔法遣いに嫁ぐことになり、わるい魔法遣いの命令で地下室に閉じ込められたり、毒ヘビがひしめく迷いの森へ魔法の井戸の水をくみに行ったりする。

助けに来てくれる王子様はいない。

しんせつな魔法遣いが3つまで願いを叶えてくれる魔法の指輪をくれる。アリーテ姫は地下室から出たいとか毒ヘビをやっつけて欲しいとか、自身に降りかかる困難を取り除くために魔法は使わない。魔法で絵の具を手に入れる。

地下室に閉じ込められているあいだ、壁に絵を描いて過ごせば退屈せずに済むと考えたから。

 

アリーテ姫の冒険」は1989年に「待ってるだけのお姫さまはもう古い! かしこさと勇気 女の子ならそうこなくっちゃ」というコピーをさげて出版された。

(その後一度絶版されるのだけど、2018年にクラファンが成功して復刊する)

 

いまとなっては物語で描かれる女の子が勇気をまとって華麗にはばたくのはふつうのこと。(だってそれが永遠不滅プリキュアだからね)

女の子のあるべき姿は「アリーテ姫の冒険」出版当時とは変わったことだろう。でもアリーテ姫がもうお役御免かといえばそうではない。

閉じ込められていると感じることが多くなった。

助けに来てくれる王子様はいない。

願いを叶えてくれる指輪もない。

それでも、退屈に殺されずに済む方法をみつけなればいけないのだから。

 

 

 

 

わるい魔法遣いの城で働く料理人のアンプルさん(CV: 高山みなみ)と友だちの小さいヘビがシュールで愛しいから読まれたい。

 

チェケ…👇

アリーテ姫の冒険

アリーテ姫の冒険

 

 

 

 

34歳のちょうどよさ

34歳ってなんかちょうどいいお年頃だとおもう

 

さわおさんは34歳のときにペナルティーライフをリリースした

天才かよ

 

さわおさんは33歳でサンキューマイトワイライト出してるし

35歳でグッドドリームス出してるからこの手の引用は無限にできるのだけども

天才かよ

 

 

就職するのが比較的遅かったわたしでさえいまの仕事を続けていれば34歳で就職してちょうど10年経つ

めんどくさいことは間違いなく増えるけど、きっとその分経験も積んでて自分の意見を決めるのに必要な材料が増えているはず

そうだったらおもしろいだろうな

 

趣味に打ち込んでもいい

子供がいてもいなくてもいい

住宅ローンを組んでても組んでなくてもいい

転職しても離婚/再婚してもいい

34歳の絶妙なちょうどよさ

たぶん27歳でもちょうどいい

 

平日は仕事から帰ってこたつで寝ちゃったり

週末は昼間に起きてカラオケに行ったり

現状わたしの生きざまはわたし自身にすごくちょうどよくて快適だしたのしい

 

漠然と将来守るべきものを持ちたいとかマイホームが欲しいとか考えたとき逆算して現状のちょうどよくなさを年齢の問題に転嫁してるだけ